IT女子26歳からの不妊治療

結婚5年目の29歳です。夫婦両方の不妊で諦めずに妊活中。多嚢胞、不育症、着床不全、潜在性甲状腺機能低下など。

夫の精液検査とその検査結果、治療方針について

初診から1ヶ月後、レディースクリニック北浜の先生からのすすめで夫の精液検査をすることになりました。

今日は精液検査をするまでの主人とのやりとりと、精液検査結果、今後の治療方針について書きます。


◆精液検査をパートナーに依頼する

男性は、精液検査に抵抗があり協力してくれないっていう話を聞いていたので、検査してもらえるか少し不安でした。

でも、次のような感じで主人にお願いしたら、主人の場合はすんなりオッケーが貰えました!

  1. 不妊症の半分は男性が原因であるって先生が言ってたよ。
  2. 男性も検査が必要なんだって。不妊原因にあった治療ができるように、男性の精液検査も女性の検査と同じぐらい大切みたい。
  3. 病院に行かなくても自宅で採取して私が持っていく流れだよー。(クリニックにはあまり男性が多くないので、自宅採取なら抵抗が少ないと思っています)
  4. 女性側の検査は一通りおわったから、◯◯(夫の名前)もお願いね♡
  5. (顔色見てから)精液検査は今週の土曜日にしたいけど、土曜日の朝にお願いしてもいいかな?

 

「土曜日の朝ね、わかったよー」というようなやり取りをしました。

また、精液検査の前は禁欲を3〜7日とするよう指示がありましたので、禁欲もお願いしました。
禁欲を守ってくれるのか、忘れないか心配で、明日から禁欲だよってスケジュールを伝えるようにしました。

また、当時の精液検査についてどう思っていたのか聞いてみたところ、どちらかが悪いとハッキリと分かることに抵抗があったようで、精液検査は別に平気だったそうです。

これって女性も同じ気持ちだと思っています。だけれど、大好きなパートナーとの子供が欲しいから検査するし治療を頑張れる、頑張るしかないんじゃないかなと思う。

 

◆精液検査の当日

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検査当日の朝、主人に赤い蓋の検査容器を渡し、これに採取するようお願いしました。

容器のフタには、あらかじめ名前や病院のID番号を書きます。
容器の側面にも検査シールを貼ります(採取時間、禁欲日数などを書くシール)。

 

そして、主人が寝室にこもります。


ことが終わったら、主人から容器を受け取り、人肌で温めて持ってくるよう言われてたので、容器をタイツでお腹周りに固定するようにして運びました。

病院からは胸に入れて持ってくるよう言われましたが、容器がそれなりのサイズなので、胸に入れると服の上から飛び出ていて違和感があり、嫌だった。

お腹周りであれば、お腹の膨らみ具合をカバンで隠したりできるので、私はタイツの中に入れて運ぶことが多かったです。

また、採取した精子は採取から2時間以内に病院にもっていきます。


◆精液検査結果 (WHO基準値)

後日、精液検査の結果を私だけで聞いてきました。結果は次の通りです。

※()はWHOの基準値です。

 

  • 精液量 5.0ml (2.0ml以上)
  • 精子濃度 30.3×10の6乗/ml (20.0×10の6乗/ml)
  • 運動精子濃度 12.2×10の6乗/ml 
  • 高速前進 A 4.8×10の6乗/ml (5.0×10の6乗/ml )
  • 低速前進 B 4.5×10の6乗/ml 
  • 機能性精子濃度 4.2×10の6乗/ml 
  • 平均速度 10μm/sec (5μm/sec)
  • 運動率 40.3% (50%)
  • 直進運動性 B     A:15.8%、B:14.9%、C:9.6%、D:59.7%

(補足)

 A:直進速度が速く、直進する精子
 B:速度が遅く、あるいは直進性が不良な精子
 C:頭部あるいは尾部の動きをみとめるが、直進運動していない精子
 D:非運動精子

  • 精子自動性指数(SMI)57 (80以上)
  • 正常形態率 24.6% (15%以上)
  • 白血球数 3.0×10の5乗/ml (10×10の5乗/ml)

 

精液検査で特に指摘されたのは、高速前進、運動率の数値と、精子自動性指数(SMI)でした。そして精子濃度(精子の数)とこれらが大事だそうです。
高速前進する精子の濃度が受精に最も関与していて、受精能力の判定に精子の総合点となるSMIの数値を見ます。
SMIは100点満点ではなく、200を超えていると良好で、通常は100以上の数値の人が多いと言われました。
SMIが57だったので、体外受精に進んだ場合、顕微受精と言われました。


また、これが検査時の精子画像です。f:id:jam_makko:20180203193910j:image

病院では主人の精子が動いている動画も見せてもらえました。良好な人はもっと数があって、動画で前進してよく動いているとのことです。


◆今後の治療方針について

精液検査の結果を受けて、特に男性不妊の因子が強いだろうから、タイミング療法はあまり効果がないと言われました。
また自然妊娠は厳しく、顕微受精の対象と言われるぐらい結果が悪かったです。

そして、受精までの流れを教えていただきました。

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精子が、膣内から子宮、子宮卵管に進み、排卵した卵子の透明帯を破って受精します。精子の前進運動や精子の数が少ないと、膣内から子宮に入るまでで、かなりの精子が脱落します。子宮の中を登り、子宮卵管に進める元気な精子が少なく、卵子の透明帯を破れる元気も必要で、自然妊娠の確率が低いそうです。

普通の人でも、膣内の2億個の精子が子宮に進み、精子が卵管の奥まで進んで生き残る精子の数は数十から200個ほどと言われています。

 

主人の場合は、普通より精子の数も少なめで精子が運動している割合も悪い。前進運動の良い精子も少ない。そりゃ、自然妊娠は厳しいって理解できました。

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人工授精の場合、濃縮した質の良い精子を子宮に注入します。

最初の難関の膣から子宮頸管を進む時に精子が脱落しないですみます。受精までの精子の旅を少しだけ手伝っているのが人工授精です。

 

先生から人工授精にステップアップをすすめられたので、タイミング療法はまだ1回だけでしたが、人工授精にステップアップすることにしました!


また、男性側の不妊原因が分かれば治療して改善できる可能性があると聞き、夫婦で話し合い男性外来で診てもらうことにしました。

 

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