不妊症の検査結果について
レディースクリニック北浜で一般的不妊症の検査を一通り実施しましたので、その検査結果について書きます。
◆私の検査結果
超音波検査 ⇨ 異常あり。
多嚢胞性卵巣の典型的なネックレスサインあり。
感染症検査 ⇨ 異常なし
抗精子抗体 ⇨ 異常なし
ホルモン負荷試験 ⇨ 異常あり。
負荷後のプロラクチンの値が基準値より高い
ホルモン検査 ⇨ 排卵期のエストラジオール(E2) が167で、少なめでした。
200欲しいそうです。
男性ホルモンは基準値内、LH高め。
卵管造影検査 ⇨ 異常なし
風疹抗体検査 ⇨ 風疹抗体の不足
ヒューナーテスト ⇨ 検査の指示なし
(精液検査で十分と思われる)
卵管通水検査 ⇨ 検査の指示なし
(卵管造影検査で十分と思われる)
経管粘液検査 ⇨ 検査の指示なし
◆夫の検査結果
精液検査(SQA-V)⇨ 異常あり
◆診断結果について
これまでの検査結果を受けて、診断結果は次のとおりでした。
(私)
多嚢胞性卵巣症候群(略称:PCOS)
潜在性高プロラクチン血症
(夫)
中程度の精子無力症(精子の元気度が悪い)
欠精子症気味(精子の数が少なめ)
当時は聞いたことない病名だったので、たのうほう?潜在性高プロラクチン?なにそれ?って感じでした。
また私が二つ異常があり、さらに主人の結果も悪いとは思っていなかったので、妊娠できるの?って不安いっぱいでした。
◆多嚢胞性卵巣症候群について
多嚢胞性卵巣症候群は、PCOSまたはPCOとも呼びます。
通常、卵巣には1周期あたり10〜20個の原始卵胞が大きくなります。卵胞の液体の中に卵子があります。
卵胞は成長し、20mmぐらいで排卵しますが、10個以上の卵胞が同じようなサイズで大きくなり、主席卵胞ができにくく、排卵しにくいようです。
また、多嚢胞性卵巣症候群の症状として下記があるといわれています(出現率%)
・月経異常(99.9%)
・肥満(14.9%)
・にきび、低音声など(2.5%)
・多嚢胞性卵巣の所見あり(97.8%)
・LH高値(68.2%)
・LH>= FSH (74.6%)
今後は超音波検査で卵胞の成長の様子を見ながら、排卵誘発剤で卵胞を育てて、排卵を促す薬を使う方針で治療を進めることになりました。
◆潜在性高プロラクチン血症について
日中は血中のプロラクチン値が正常でも、夜やストレスがかかると、プロラクチンが多く分泌されるのが、
潜在性高プロラクチン血症というみたいです。
潜在性であっても、生理不順や排卵障害、流産といった症状にかかわりがあるため、治療します。
「カバサール」を週1回服用するだけでいいそうです。
※カバサールは人によって副作用があるようですが、私は特になかったです。
※体外受精にステップアップするまで服用してました。
不妊の場合、検査で異常が見つからず原因不明の方も多くいるようです。原因が分かっていれば、治療できるので希望が持てるのかと当時思っていました。
主人は後日、男性外来に行きましたので、後で詳しく書きたいと思います。